税理士転職

経理から税理士法人へ転職するために必要な資格は?私が取得した資格・科目合格を3つ紹介します。

2022年1月2日

「一般企業の経理職から税理士事務所へ転職を考えているけど、採用されるためには何をするべき?」

「一般企業の経理職と税理士事務所の具体的な仕事内容の違いは?」

「 簿記2級があれば、未経験でも一般企業の経理職から税理士事務所へ転職できるの ?」

とお悩みではないでしょうか?

実は、経理職での実務経験は、税理士事務所でも当然に生かすことができます。

この記事では以下の悩みを解決します。

  • 一般企業の経理職から税理士事務所へ転職を考えているけど、採用されるためには何をするべき ?
  • 一般企業の経理職と税理士事務所との具体的な仕事内容の違いは ?
  • 簿記2級があれば、税理士事務所未経験でも一般企業の経理職から税理士事務所へ転職できるの ?

私は、税理士の勉強を開始してから4年で税理士になることができました。

しかし、その受験期間の中で同じ科目を2年間連続で受験したにもかかわらず、不合格になる等の失敗をしています。その後、税理士試験に対する考え方を改めた結果、合格することができました。

上記のお悩みを解決するため、この記事は以下3点について説明します。

  • 一般企業の経理と税理士事務所の具体的な仕事内容とその違いについて説明します
  • 経理職および税理士事務所に勤めることのリスクについて解説します
  • 税理士事務所に転職するにあたって、事前に取得した方がいい資格を紹介します

経理経験と税理士事務所での実務経験との違いは?

経理と税理士事務所との仕事内容の違い

結論として、経理と税理士事務所の仕事内容の関係については、経理の後工程が、税理士事務所の仕事になります。

会社の経理の仕事内容は次になります。

  • 請求書の作成
  • 入金確認(売掛金、受取手形の管理)、支払業務(買掛金、支払手形の管理)
  • 毎月の給与計算(従業員の給与明細の作成)
  • 仕訳等の会計データの入力
  • 決算業務
  • 年末調整業務

税理士事務所の仕事内容は次になります。

  • 会計データの入力
  • 決算業務
  • 法人税・消費税の申告書の作成
  • 税務相談
  • 所得税の確定申告書の作成
  • 年末調整・法定調書・償却資産税の申告書の作成
  • 税務調査の立ち会い

経理は、決算書を作成するまでが仕事であり、税理士事務所は、その決算書をチェックし、会計処理が合っていたら、確定した決算を基にして法人税および消費税の申告書を作成します。

税理士事務所の仕事として、一般企業の経理が作成した仕訳伝票や決算書をチェックする必要がありますので、経理職の実務経験は、会計事務所へ転職した後、とても役立ちます。

また、顧問先によっては、毎月の請求書や領収書を会計事務所に持参して、仕訳入力から決算書作成までのすべての業務を会計事務所に丸投げするお客様もいます。

税理士事務所では、経理のスキルがあることは大前提とした上で、さらに、法人税および消費税の申告書を作成するスキルを覚える必要があります。

税理士補助はきつい?5年経験した税理士が仕事内容を解説します。

経理職および税務申告代行業はともにAIにとって代わられる職業

2013年のオックスフォード大学の研究でAIが普及することにより失われる職業の上位に「税務申告書代行」「簿記、会計、監査の事務員」が挙げられていました。

さらに、野村総合研究所の2015年の日本語版のレポートでは、「経理事務員」と「簿記、会計、監査の事務員」が人口知能やロボット等で代替可能な職業として挙げられました。

https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

一般企業の経理職は、AIやRPAの普及拡大により将来的に人員は削減されることになると思います。

私は、今後生き残ることができる経理は、月次決算を組んだ後にそれを分析し、経営の問題点や改善点を経営者に提案できる人だと思います。

経理が税理士事務所へ転職する際には簿記2級の資格だけで大丈夫?

結論として、中堅や準大手の税理士法人へ転職したい方は、簿記2級では弱いように思います。

税理士事務所が募集している人材に対して一番求めているスキルは、法人税や消費税の申告書を作成するスキルです。

私は33歳の時に、経理職から税理士法人へ転職しました。

私が採用面接で内定を勝ち取るための武器として準備したものは、次になります。

  • 簿記1級
  • 税理士試験の科目合格「簿記論」
  • 税理士試験の科目合格「財務諸表論」
  • 3年間の一般企業の経理経験

私が「簿記論」と「財務諸表論」の科目合格をしていたから税理士法人に採用されたと思います。

しかし、私が「法人税法」を一通り勉強していたことも採用の決め手になったと考えます。

採用面接で代表社員に聞かれたのは、「『法人税』や『消費税』、『所得税』を勉強した経験はあるか?」という事でした。

結論として、会計事務所未経験で準大手および中堅税理士法人へ転職するためには、「簿記検定」だけでなく「簿記論」「財務諸表論」を科目合格し、「法人税」「消費税」「所得税」のいずれかを現在勉強中です、という状態が成功しやすいと思います。

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おさらい 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

相続専門 税理士

42歳 税理士資格取得
2つの税理士法人に合計9年間勤務
過去に財産総額19億円の相続申告の経験あり
趣味は温泉巡り

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