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「税理士業界に転職するためには『簿記論』および『財務諸表論』の科目合格は必要なの?」
「無資格・業界未経験で転職活動をするのと 『簿記論』および『財務諸表論』の科目合格 を取得してから転職活動するのとどっちが有利なの?」
「転職活動をする時期はいつがいいの?」
とお悩みではないでしょうか?
実は、税理士法人や税理士事務所が人材を採用する際に一番重要だと考えるのは、実務経験です。
この記事では以下の悩みを解決します。
- 税理士業界に転職するためには「簿記論」と「財務諸表論」の科目合格が必要?
- 業界未経験の場合、無資格で転職活動するのと「簿記論」と「財務諸表論」の科目合格を取ってから転職するのとどっちが有利なの?
- 転職活動をする時期はいつ?
私は、税理士の勉強を開始してから4年で税理士になることができました。
しかし、その受験期間の中で同じ科目を2年間連続で受験したにもかかわらず、不合格になる等の失敗をしています。その後、税理士試験に対する考え方を改めた結果、合格することができました。
上記のお悩みを解決するため、この記事は以下3点について説明します。
- 税理士業界へ転職する場合の「簿記論」と「財務諸表論」の科目合格の価値についてお伝えします。
- 業界未経験で「簿記論」と「財務諸表論」の科目合格を持っていた私が、税理士法人に転職した実体験をお話します。
- おすすめの転職活動をする時期をお伝えします。
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簿記論と財務諸表論の科目合格と税理士法人への転職との関係
税理士業界へ転職するのに簿記論と財務諸表論の科目合格は必要?
私は、税理士業界に10年になり、2社の中堅税理士法人に勤務しておりますが、税理士法人が人材を採用する際には実務経験が圧倒的に重要です。
科目合格者や簿記試験の合格者でも実務経験がない場合は、そこまで採用されないことが多いです。
税理士法人が中途入社に求めるものの優先順位は、次のようになります。
- 実務経験
- 年齢が若い(20代)
- 税理士試験の科目合格者
- 簿記1級、2級合格者
実務経験が重視される理由として、次のものが挙げられます。
- 税理士法人は業界的に離職率が高く慢性的な人材不足なので、即戦力が重宝される
- 未経験者が顧問先の法人巡回業務を満足にできるようになるまでに3年かかる
- 税理士業界は仕事が多く忙しいため
小規模な税理士事務所は、穴埋め採用が多いです。
具体的には、優秀な人材が税理士になって独立したり、給料の多い税理士法人へ転職したりした場合、仕事が回らなくなるため、実務経験のある即戦力の人材を求めています。
会計事務所で3年経験を積み、簿記論と財務諸表論を科目合格して転職する場合、年収はいくら?
税理士法人の年収は、税理士法人によって異なります。
因みに私は、簿財に合格して中堅税理士法人に入社した最初の年収はおよそ350万円でした。
但し、大手税理士法人の場合は400万円から500万円を狙うことは十分可能です。
年収が高い順番に並べると次のようになります。
- BIG4「PwC税理士法人」「デロイト トーマツ税理士法人」「KPMG税理士法人」「EY税理士法人」
- 大手税理士法人「山田パートナーズ」、「辻本郷税理士法人」
- 準大手、中堅税理士法人
- 小規模な税理士事務所
会計事務所での実務経験があり、かつ「簿記論」「財務諸表論」の科目合格があるなら準大手や中堅の税理士法人に入社できる可能性が高いです。
あなたが望むような条件に合う税理士法人を見つけて転職を成功させるためには、自分一人で行うのは大変で、時間がかかります。
私は現職の税理士法人に転職するときに、MSーJapanを利用しました。
MSーJapanは、転職先の税理士法人の内情を良く知っているので、転職に失敗するリスクを減らすことができます。
転職先の税理士法人について、知りたいことは例えば次のようなことです。
- 実際の離職率
- 実際の残業時間はどれくらい
- 同じようなキャリアの方の実際の年収額
- その税理士法人の強み
- 代表者の人柄
>>MS-Japanに断られた!登録拒否の理由を5つに厳選し、転職で成功するための対策を税理士がお伝えします。
税理士法人に転職するのに無資格で転職活動するのと1年間勉強して簿財取得した後に転職活動するのとどちらが成功しやすい?
あなたの年齢によると思います。
20代なら未経験・無資格でも採用される可能性はありますので、就職・転職活動を優先すべきです。
30代ならアルバイトとして入社して、税理士試験の「簿記論」「財務諸表論」の科目合格を目指します。
簿財の科目合格を取得した後は、その税理士法人で正社員になるのもよし、別の税理士法人へ転職するのもよしです。
別の税理士法人へ転職する際には、会計事務所での実務経験と「簿記論」「財務諸表論」の科目合格もあるので、より高収入の税理士法人に転職できる可能性が高まります。
>>簿記論 4カ月で独学合格した3つの勉強方法+使用した教材を公開
簿記論と財務諸表論にコスパ良く合格するための通信講座
簿記論や財務諸表論は勉強を継続することができれば合格できる科目です。
仮に私がこれから税理士試験の簿記論と財務諸表論を受験するならスタディングの通信講座を選びます。
スタディングは「スマート問題集」や「勉強仲間機能」など楽しく勉強を継続できる機能が豊富にあります。
大手資格学校の簿財パックの受講料は、383,000円ですが、スタディングの受講料は大手資格学校の2割ほどの59,800円になります。
次になります。
受講を申し込む時期によっては、5,000円または10,000円の割引クーポンをもらえたり、1割引のキャンペーンがあります。
さらに、合格したときには合格お祝い金として1万円もらいますので、簿財パックを実質49,800円で受講できます。
>>スタディング税理士講座の口コミ・評判 実際に講座を受講した税理士が感想を正直に告白します
安価で受講できる通信講座2社を徹底的に比較した記事は以下です。
>>【税理士講座】クレアールとスタディングとではどっちを選べばいいの?どちらも受講した税理士が徹底比較します
税理士事務所および税理士法人に転職活動をする時期はいつがいいの?
転職する時期については、求人数が多い8月と12月がおすすめです。
おすすめする理由は次になります。
- 8月に実施される税理士試験が終わった後
- 12月の税理士試験の合否の発表後
また、大手資格学校TACでは、8月の税理士試験後に就職説明会を開催してます。
就職説明会では、大手税理士法人から地元の税理士事務所が集まるので、一日で複数社に履歴書と職務経歴書を渡すことができます。
私の体験談 33歳 一般企業の経理経験3年 「簿記論」「財務諸表論」科目合格
私は、一般企業の経理職で3年経験を積んだ後に退職し、その後2年間、無職で税理士試験の受験に専念しました。
2年間の受験勉強で「簿記論」および「財務諸表論」に合格したので、税理士法人や税理士事務所に入社するため、転職活動をしました。
私の転職活動の結果は、13社ほど履歴書等の書類を送り、面接までたどり着いたのは、税理士法人1社と税理士事務所3社でした。
転職活動をして痛感したことは、実務経験がとにかく重要ということでした。
小規模な税理士事務所の募集理由は、「古参の税務職員が税理士登録し、独立することになったため、後釜になる人材を探している」「優秀な人材が辞めてしまうため、後任の実務経験がある人材を探している」という穴埋め募集のケースが多かったです。
業界未経験者である私が内定をもらうのは難しかったです。
一般企業の経理職を3年間勤務した経験は、税理士事務所や税理士法人ではあまり評価されず、税理士法人の採用担当者からは「自社のパートさんの方が法人税の申告書を作成できるので即戦力になる」とはっきり言われました。
私の転職活動では当初から不採用が続いてましたが、面接を受けた税理士法人の中に、代表社員の方針が「将来的に税理士の人数を増やしていきたい」という法人があり、簿財合格していることに価値を感じていただき、採用されました。
あなたが税理士業界について未経験者で、科目合格がある場合には、中堅規模の税理士法人に応募するのもいいかもしれません。
ホームページにて全体の従業員数のうち、在籍する税理士の人数の割合が多い法人が意外と狙い目かもしれません。
おさらい
最後までお読みいただき、ありがとうございました。