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【税理士】TACかクレアールどっちの講座を受講した方がいいの?税理士が徹底比較します

2022年8月7日

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「クレアールは大手資格学校に比べて受講料が安いけれど合格実績はあるの?」

「クレアールとTACとではどっちを受講したらいいの?」

「TACとクレアールの講座の特徴を知りたい」

とお悩みではないでしょうか。

TACとクレアールのどちらを受講した方がいいのかについては、一概には言えません。

とはいえ、勉強時間が取れない30代以降の社会人の方にクレアールをおすすめします。

理由は試験範囲の中で難易度が高すぎるところや出題頻度が低いところを除外した非常識合格法です。

クレアールのテキストや問題集は大手資格学校と比べて薄く、冊数も少ないです。

クレアールの薄いテキストや問題集を反復して勉強することで合格する確率が上がります。

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私は、税理士の勉強を開始してから4年で税理士になることができました。

しかし、その受験期間の中で同じ科目を2年間連続で受験したにもかかわらず、不合格になる等の失敗をしています。

その後、税理士試験に対する考え方を改めた結果、合格することができました。

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TACの合格実績は業界NO2 合格実績で選ぶならTAC

TACの2021年の官報合格者は、248人でした。

2021年の官報合格者は、585人でしたので、合格者の42.3%がTACの受講生です。

TACは「資格の大原」に次ぐ業界2位ですので、圧倒的な信頼・実績があります。

あなたが税理士講座を選択するときの基準として、合格実績が気になる方は、TACをおすすめします。

一方でクレアールは合格実績を公表していません。

クレアールは、前身の会社「東京商科学院」にて1969年から公認会計士、税理士、簿記の受験指導を開始しています。

1969年から2022年までクレアールが会社として存続しているのは、しっかりとした合格実績があり、口コミで広がっているからです。

とはいえ、クレアールが合格実績を公表していないことで、「このままクレアールを信じていいのだろうか」と気になる方もいると思います。

合格率が気になる方にはTACをおすすめします。

私自身は、TACの教室講座を受講して消費税法に合格することができました。

TACは税理士業界第2位の合格実績あり

講師はTACの勝利

>>TAC税理士講座は講師がおすすめ!!! 実際に消費税法に合格した税理士がメリット・デメリットを口コミします

カリキュラムはクレアールの非常識合格法の勝利

クレアールには、過去から今までの税理士試験に対する研究結果がノウハウとして蓄積されています。

クレアールは非常識合格法で有名です。

非常識合格法とは、税理士試験の範囲の中で出題頻度が低いものや難易度が高すぎるものを除外して、合格のために必要なところだけを勉強する方法です。

実は非常識合格法のカリキュラムは、クレアールにとってリスクがあります。

除外したところが試験に出題された場合には、信用が下がってしまうからです。

大手資格学校は既に業界での地位を確立しているため、試験範囲を除外することには抵抗があります。

私のTACでの受験歴は次です。

  • 1年目 法人税法 不合格(受験専念)
  • 2年目 法人税法および相続税法 不合格(受験専念)
  • 3年目 消費税法 合格(働きながら受験)

私は3科目をTACにて受講しましたが、TACでは試験範囲のすべてを学習しました。

1年目と2年目に法人税法および相続税法に不合格だったのは、カリキュラムが多いため、消化不良だったことが原因だと思っています。

消費税法はミニ税法で合格までの必要勉強時間は300時間といわれています。

私は消費税法を合格までに必要な勉強時間の2倍の約600時間勉強して合格することができました。

消費税はそもそも学習範囲が広くないので、すべての範囲を学習したり、複数のテキストや問題集をこなすことも可能です。

因みに各科目の合格必要時間は次になります。

税理士試験の各科目別の合格必要勉強時間はこちらです。

科目名合格勉強時間出題内容
簿記論450時間計算100%
財務諸表論450時間計算50%/理論50%
所得税法600時間計算50%/理論50%
法人税法600時間計算50%/理論50%
相続税法450時間計算50%/理論50%
消費税法300時間計算50%/理論50%
酒税法150時間計算40%/理論60%
国税徴収法150時間計算0%/理論100%
住民税200時間計算50%/理論50%
事業税200時間計算30%/理論70%
固定資産税250時間計算50%/理論50%

法人税法や相続税法は合格するまでの勉強時間が600時間と400時間という範囲の広い科目です。

範囲が広い科目を勉強するために、複数のテキストや問題集に手を付けるのは合格から遠のいているように思います。

税理士試験に合格する方法を集約すると次になると思います。

  • テキストおよび問題集はあれこれ手を出さず1つに決める
  • 問題集の反復回数を増やす
  • 間違えたところを二度と間違えないようにテキストを中心に復習する

実際にクレアールのテキストは他の大手資格学校のテキストよりもかなり薄いです。

クレアールの非常識合格法なら、勉強範囲が絞ってあるため、ベテラン受験生に勝てる可能性があります。

ボリュームの多い法人税法や相続税法を初年度で科目合格したい方にクレアールはおすすめです。

>>クレアール税理士の評判は?テキストを使い実際に合格した税理士が内容を告白

クレアールの非常識合格法は勉強時間が取りにくい社会人との相性良し

税理士講座の価額はクレアールの勝利 クレアールは大幅値引きあり

各資格学校の簿財パックの価格は、次になります。

  • クレアール 簿財1.5年パック          288,000円 
  • 資格の大原 簿記・財表初学者一発合格パック 383,000円
  • 資格のTAC 1年簿財パック         383,000円
  • LECリーガルマインド 簿財パック       225,500円
  • スタディング 簿財2科目セット       59,800円      

クレアールの受講料は大手資格学校よりも10万円ほど安いです。

さらに、クレアールは毎月大幅な割引があります。

例えば2022年8月に申し込んだ場合、簿記論と財務諸表論のセット(web通信+講義DVD+紙ベースの答練資料)通常価格310,000円(税込み)から120,900円値引きがあり、189,100円にて申し込むことができます。

クレアールの値引額は毎月減額していきますので、早めに申し込んだ方がお得です。

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クレアールは大幅な値引きあり 大手資格学校の約半分の価格で受講できる

結論 甲乙つけがたいけどカリキュラムの良さでクレアール

TACとクレアールの比較ですが、結果は次になります。

  • 合格実績 TACの勝利
  • 講師の質 TACの勝利
  • カリキュラム クレアールの勝利
  • 受講料 クレアールの勝利

TACとクレアールとどちらを選択するの結論は、甲乙つけがたいですが、クレアールをおすすめします。

理由は試験範囲の中で難易度が高すぎるところや出題頻度が低いところを除外した非常識合格法です。

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クレアールよりも安く受講できる通信講座がスタディングです。

簿記論および財務諸表論の2科目セットを最低価格59,800円で受講することができます。

価格が圧倒的に安いので「税理士試験に受からないのでは?」と思いがちではないでしょうか?

実は簿記論および財務諸表論の合格者数の5%はスタディングの受講生なんです。

クレアールとスタディングを徹底比較した記事は次になります。

>>【税理士講座】クレアールとスタディングとではどっちを選べばいいの?どちらも受講した税理士が徹底比較します

  • この記事を書いた人

税理士 林修平

2011年簿記論および財務諸表論合格
2014年消費税法合格
2017年税理士登録(大学院税法2科目免除)
2つの税理士法人に合計9年間勤務
過去に財産総額19億円の相続申告の経験あり
2022年9月から税理士事務所を開業

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