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「税理士試験は合格までに5年から10年かかる試験だけどモチベーションをどうやって維持しているの?」
「モチベーションを維持できなくなったときの対処法について教えてほしい」
「たくさんの時間を犠牲にしてまで、税理士になりたい理由とは何?」
とお悩みではないでしょうか?
税理士試験の勉強を継続するためのモチベーションは、税理士になりたいという目的意識がどれほど強いかによって変わります。
この記事では以下の悩みを解決します。
- 税理士試験は合格するまでに5年から10年かかる試験だけどモチベーションを維持する方法は?
- モチベーションを維持できなくなった時の対処法を教えてほしい?
- たくさんの時間を犠牲にして税理士になりたい理由とは?
私は、税理士の勉強を開始してから4年で税理士になることができました。
しかし、その受験期間の中で同じ科目を2年間連続で受験したにもかかわらず、不合格になる等の失敗をしています。その後、税理士試験に対する考え方を改めた結果、合格することができました。
上記のお悩みを解決するため、この記事は以下3点について説明します。
- 税理士試験に合格するまでにモチベーションを維持する方法をお伝えします。
- モチベーションが維持できなくなったときの対処法をお伝えします。
- 私が税理士試験を合格するまで続けることができた理由(目的)について話します。
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税理士試験 勉強のモチベーションを維持するための対策3つ
税理士試験の年齢別合格者数はこちらです。
年齢 | 受験者数(単位:人) | 合格者数(単位:人) | 一部科目合格者数(単位:人) | 合格者数合計(単位:人) | 合格率(単位:%) |
41歳以上 | 11,318 | 268 | 1,032 | 1,300 | 11.5 |
36歳~40歳 | 4,997 | 148 | 661 | 809 | 16.2 |
31歳~35歳 | 5,360 | 158 | 899 | 1,057 | 19.7 |
26歳~30歳 | 4,398 | 112 | 898 | 1,010 | 23.0 |
25歳以下 | 3,706 | 63 | 1,149 | 1,212 | 32.7 |
合計 | 29,779 | 749 | 4,639 | 5,388 | 18.1 |
一部科目合格者数は25歳以下が一番多いですが、5科目合格者数が一番多いのは31歳~35歳ですので、税理士試験は、合格までに5年から10年ほど年数かかる試験だといえます。
税理士試験は、受験年数が5年から10年と長丁場であるため、受験勉強に対するモチベーションの維持が重要になります。
税理士を目指す年齢はいくつが限界?40代税理士の私が解説します
私がモチベーションを維持するために行った対策はこちらです。
- 毎朝5時に起きて2時間勉強することを習慣化する
- 受験科目の過去問を早い段階から解き始め、本試験のレベルを把握しておく
- 税理士法人に転職して、周りに税理士がいる環境を作る
毎朝5時に起きて2時間勉強することを習慣化する
モチベーションが下がらないようにするためには、習慣化することが重要です。
私は消費税法に合格した年は、働きながら勉強していました。
勉強に充てる時間が少なかったため、毎朝5時半に起床し、2時間勉強していました。
寒い真冬の早朝は5時に暖房のタイマーをいれておき、5時半に起床できるようにしました。
毎朝5時半に起床することを習慣化すると、毎晩22時前に自然と寝れるようになり、朝5時に起床することが苦にならなくなってきます。
是非、最初の1週間を5時に起きる習慣を身につけてください。
税理士試験は地獄のようなもの?平均勉強期間10年の地獄から解放される方法をお伝えします
過去問を早めに解いて、本試験のレベルを早い段階で知っておく
過去問を早めに解くことは重要です。
本試験直前期に過去問を解いて、もし点数が悪かった場合、「今年は不合格かもしれない」とモチベーションが下がる可能性があります。
そうならないためにも、早いうちに過去問を解いていきましょう。
具体的には、講義でならった重要な論点が過去問でどのように出題されているのか確認します。
実際に過去問を解いてみることがとても重要です。
簿記論 過去問を解き始める時期や使い方について税理士が解説します
税理士法人に転職して、周りに税理士がいる環境を作る
もしあなたが、税理士法人に転職することをお考えの場合、税理士の人数が多い税理士法人を転職先として選択することをおすすめします。
周りに税理士の在籍人数が多い税理士法人の場合、既に在籍している税理士からどのようにして税理士試験を乗り越えたのかを教えてもらうことができます。
また、税理士法人の会社方針として、所属税理士を増やしたいという考えがある場合、あなたが税理士になることについて協力的です。
資格学校に通ったり、大学院に通うことについて、推奨してもらえます。
税理士法人に転職する際には、その会社の在籍している税理士の人数を確認しましょう。
【体験談あり】簿財に合格してから転職した方がいいの?税理士が解説
私がどうしても税理士になりたかった理由
前職の税理士法人では、税理士になると次のような特典がありました。
- 年収が100万円から200万円ほど上がる
- 規模の大きい顧問先を担当させてもらえる
- 税務関係の書籍を執筆することができる
年収が上がることが、一番うれしかったですが、私は税理士を目指した年齢が30歳からと遅かったので、たくさんの経験を積みたいという気持ちが強かったです。
私は規模の大きな会社を早く担当したいと思ってました。
入社してから2年間くらいは、規模の小さい会社を担当して法人巡回業務になれることは重要です。
しかし、勤続年数が増えたにもかかわらず、売上高が1億円未満の規模の小さい会社ばかりを担当することになった場合、モチベーションが低下していきます。
私は、入社3年目以降は売上高が1億円から5億円規模の会社も少しずつ担当したいと思ってました。
売上高の規模が1億円以上の顧問先の方が、次の点で税金対策について提案する機会が多かったのです。
- 法人税法の優遇規定を使う場合が多い
- 相続対策に関心がある
税理士になって規模の大きな顧問先を担当することで、税理士として成長できたと思っています。
税務関係の書籍を執筆できたこともいい経験になりました。
税理士法人に所属している税理士が分担して本を執筆したのですが、出来上がった本に自分の名前が書いてあったときはとても嬉しかったです。
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税理士試験に2年連続で不合格になり、モチベーションが維持できなくなった場合の対処法
- 受験する税法科目を変えてみる
- 資格学校を変えてみる
- 科目免除制度を利用することを検討する
受験する税法科目を変えてみる
2年連続で同じ科目に不合格になった場合で、点数がだんだん少なくなっている場合は、受験科目を変更した方がいいのかもしれません。
また働きながら複数科目を受験している場合には、受験科目を1科目に絞って勉強した方がいい場合もあります。
私は、法人税法を2年連続で不合格になりました。
1年目はD判定で2年目はB判定でした。
私は、2年連続で不合格になったことにショックを受け、もう一度法人税法を受験しようとは思わなかったです。
前職の税理士法人の先輩に相談したところ、「税理士になる人は、消費税法に合格し、大学院で2科目免除を受ける人」が多いと教えてもらいました。
私は、その先輩のアドバイスを素直に受け入れ、その3年後に税理士なることができました。
同じ科目を何年も受験している方は、受験科目を変えるということも検討してみてください。
税理士に受からない人の特徴5選 業界10年の税理士が分析します
資格学校を変えてみる
2年以上連続で同じ科目に不合格になった場合で、点数がだんだん少なくなっている場合は、資格学校を変更してもいいかもしれません。
私は法人税法に2年連続で不合格になったときは30代の前半で、大手資格学校に通学していました。
年齢のせいかもしれませんが、大手資格学校のカリキュラムが膨大過ぎて、新しいところを覚えたら、昔勉強したところを忘れていきました。
私が仮にこれから税理士試験の受験勉強をするならば、スタディング通信講座を選びます。
スタディング通信講座で簿記論および財務諸表論を受講した場合、大手資格学校の受講料の2割ほどの59,800円で受講
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税理士試験を撤退するタイミング
税理士試験を諦める前に、受験する税法科目を変えたり、資格学校を変えてみたり、会計科目が合格できない場合は、簿記3級や2級に戻って勉強してみることをやってみてください。
それでも、税法科目にどうしても合格できそうになくて、年齢が35歳を超えた場合は、転職を考えることが必要かもしれません。
転職を考える場合には、3か月間だけ、今担当している顧問先に対して精一杯仕事をしてください。
もしかしたら、顧問先から「うちに来てほしい」という話があるかもしれません。
私は税理士業界に10年近くおりますが、税理士法人の退職者の2割~3割は顧問先へ転職します。
顧問先の経営者から信頼を得ている場合、顧問先の会社で働きやすいのです。
おさらい
最後までお読みいただき、ありがとうございました。