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「税理士試験を独学で勉強していますが、何年受けても合格しない」
「簿記論および財務諸表論をどちらも不合格の場合 税理士試験を諦めるべき?」
「何年受けても合格できない科目があったら受験科目を変更すべき?」
とお悩みではないでしょうか?
実は、税理士試験に合格できない人には共通して、ある特徴があることに気付きました。
今回は税理士に合格できない人の特徴を5つに絞って解説します。いずれかに該当してしまった人は今後の試験勉強の参考になれば幸いです。
この記事では以下のような悩みについて解決します。
- 相続税法を毎年受験しているけど毎年不合格になってしまう
- 毎年複数科目を受験することで最短で税理士になることはできるの
- 現在勤めている税理士事務所の残業時間が多い
- とにかく最短で税理士になりたい
私は、税理士の勉強を開始してから4年で税理士になることができました。
しかしその受験期間の中で同じ科目を2年間連続で受験したにもかかわらず、不合格になる等の失敗をしてます。
その後、税理士試験に対する考え方を改めた結果、合格することができました。
また、2つの税理士法人に8年間勤めた経験の中で、たくさんの税理士試験受験者を見てきました。
上記のお悩みを解決するため、税理士試験に合格しない人の特徴を以下の5つに絞りました。
- 毎年同じ科目を受験して不合格になっている
- 社会人で1年間に複数科目受験している
- 残業時間が多い税理士事務所に勤めている
- 誘惑に弱い
- 独学にこだわっている
以下で、それぞれ解説していきます。
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税理士に受からない人の特徴を5つに厳選したよ
毎年同じ科目を受験し続けているが、何年受けても合格しない
私は、何年受けても受からない科目があったら、科目を変更すべきだと思います。
税法科目で1つの科目、例えば相続税法を10年以上受験し続けている人がいます。
私は「相続税法の受験生はベテランばかりで上位10%に入るのは社会人受験生は無理です。」とアドバイスします。
「消費税法は僕でも1年目で合格できたので科目変更したらいかがですか?」と代わりに消費税をすすめてみました。
しかし、その人は、「10年受験し続けて、知識の蓄積があるから科目は変更したくない。来年こそは必ず合格できる」と言ってました。
税理士試験に合格する人は以下のような特徴があります。
- 周りの合格者にどうすれば合格できるか話を聞く
- 合格する人が多い科目を選択する
- 素直である
おそらく、毎年同じ科目を受験する人は直前期の頑張らなければならない時期に、「前年も同じことを勉強したからすでに積み上げがある。今年は少しだけ勉強しておけばいいだろう」といった甘さが出るような気がします。
その方がフレッシュな気持ちで初心者として受験勉強に励めると思います。
社会人の方で1年間に複数科目受験をしている
社会人の方には複数科目を受験することをおすすめしません。
毎年複数科目を受験して1科目も合格できない社会人の方は、なおさら複数科目受験を避けるべきです。
理由は以下になります。
- 勉強時間が分散してしまう
- 理論問題集を1回転させる回数が減る
- 受験に専念している人に勉強時間では勝ち目がない
受験に専念している人は、一日10時間以上勉強しています。社会人はどれだけ頑張っても勉強時間では負けてしまいます。
しかし、受験に専念している人は2科目以上受験している人が多いです。
ここに社会人が勝てるチャンスがあります。
科目を一科目に絞って、その科目のことだけ考えることにより、受験専念者と互角の戦いができます。
社会人で複数科目を同時受験している人は、受験専念者に対抗できる方法、【勉強時間を一科目に集中投下】する機会を放棄してしまっています。
非常にもったいないと思います。
尚、簿記論と財務諸表論は、相互に密接に関係しているため、同時に受験してください
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残業が多い税理士事務所(税理士法人)に勤めている
残業時間の多い税理士法人や税理士事務所に勤めている方は転職するのもありだと思います。
残業時間が多い税理士事務所に勤めていて、勉強時間が確保できない方もいると思います。
以下のどちらの方が人生の優先順位が高いかを決めてください。
- 税理士になること
- 実務経験を積むこと
もしも、人生の優先順位について前者の方が高いのであれば、残業がない税理士事務所へ転職することも選択肢の一つです。
可能ならば、現在お勤めの事務所で内勤やアルバイトに変更してもらうことも検討します。
但し、収入が減ってしますので、何年もそのような状態を続けるわけにはいかないです。
「残業がない」または「残業時間の少ない」税理士法人や税理士事務所に転職するのもありだと思います。
また、残業が多い社会人の方にはクレアールの通信講座がおすすめです。
税理士になるための通信講座ですが、私は大手資格学校ではなく、クレアールを選択しました。
大手資格学校のテキストと問題集はボリュームがありすぎて消化不良になりました。
税理士の予備校の費用はいくら?コスパよく税理士になる方法を公開
誘惑に弱い
自宅で勉強する受験生には、以下のような誘惑があります。
- YouTube
- テレビ
- インターネット
- ゲーム
税理士受験生活に早く終止符を打ちたいのであれば、こういった誘惑に勝つ必要があります。
具体的には仕事帰りに喫茶店やファミレスで勉強してから、自宅に帰ることをおすすめします。
また、通勤時間は有効に活用してください。
実際に理論暗記を通勤時間のみで終わらせる人もいるぐらいです。
また、孤独に弱い人は、飲み会の誘いがあると断ることができません。
飲み会に誘われると、その日の夜は勉強することができなくなります。
忘年会や新年会などの会社の行事以外であれば、断ることも必要です。
飲み会は時間の無駄に終わることも多いです。税理士受験生は付き合いの悪い人でなければなりません。
本気で税理士受験をしていることが相手に伝われば、誘われなくなるはずです。
税理士は、資格取得後も月に数冊の専門書を読んだり、研修を受ける必要があります。一人になる時間を多くとって勉強することができなければ、お客様に対していいアドバイスはできないでしょう。
今から孤独に慣れるようにしてください。
独学にこだわっている
独学にこだわって、市販のテキストを使って勉強している受験生の方がいます。
独学のメリットは、支出を減らすことができることです。
私もその気持ちはすごくわかります。私も以前は支出を減らすことばかり考えていました。
しかし、最近になってようやく以下のことに気づきました。
実際に最短で結果を出す人や成長スピードが早い人は、ノウハウを得るために投資をする人である。
早く税理士になれば、年収が上がるため、すぐに元を取れます。
生涯収入を考えれば、早く税理士になった方が得です。
現在お勤めの税理士法人で年収が上がらなければ転職すればいいのです。
もし資金に余裕があるようでしたら、独学ではなく資格学校の講座を受講することをおすすめします。
何としても合格したい方はQuel㈱オンラインコーチングサービスを利用する
色々と合格できない理由を挙げましたが、結局は「なぜ税理士になりたいのか」という目的意識が強い人が税理士になるように思います。
目的意識は各々違いますし、何でもいいと思います。
例えば、『税理士の資格を取得するのは中小企業に対して経営コンサルしたいから』という人もいました。
目的を持ったらその目的のためにいかに継続して勉強を続けることができるかです。
税理士をあきらめそうになった時は、自身の目的に戻ってみてください。