税理士になる方法

税理士試験の合格発表はなぜ遅い?合格発表までの過ごし方を3つ紹介します。

2022年4月16日

「なぜ税理士試験は本試験から合格発表まで4カ月もかかるの?」

「税理士試験の結果通知書が全然届かないんだけど」

「税理士試験の受験生は合格発表までどのように過ごしてるの?」

とお悩みではないでしょうか。

実は、税理士試験の結果通知書は合格していても不合格でも郵送する日は同じです。

この記事では以下の悩みを解決します。

  • なぜ税理士試験は本試験から合格発表まで4カ月もかかるの?
  • 税理士試験の結果通知書が全然届かないんだけどなぜ?
  • 税理士試験の受験生は合格発表までどのように過ごしてるの?

私は、税理士の勉強を開始してから4年で税理士になることができました。

しかし、その受験期間の中で同じ科目を2年間連続で受験したにもかかわらず、不合格になる等の失敗をしています。その後、税理士試験に対する考え方を改めた結果、合格することができました。

上記のお悩みを解決するため、この記事は以下3点について説明します。

  • 税理士試験の本試験から合格発表まで4カ月かかる理由をお話します。
  • 税理士試験の結果通知書について解説します。
  • 私が本試験から合格発表までどのように過ごしているのかお伝えします。

税理士試験の発表はなぜ遅い

税理士試験の受験日および合格発表日

過去5年間の税理士試験の日程および税理士試験の合格発表日は次になります。

合格発表日は第71回までは第三金曜日でしたが、第72回は11月30日(水曜日)に変わりました。

https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/schedule/2022.htm

本試験終了日から合格発表日までは、およそ4カ月にかかるます。

  • 第72回 令和4年8月2日から4日
  • 第71回 令和3年8月17日から19日
  • 第70回 令和2年8月18日から20日
  • 第69回 令和元年8月6日から8日
  • 第68回 平成30年8月7日から9日
  • 第72回 令和4年11月30日(水)
  • 第71回 令和3年12月17日(金)
  • 第70回 令和2年12月18日(金)
  • 第69回 令和元年12月13日(金)
  • 第68回 平成30年12月14日(金)

税理士試験の合格発表日はなぜ遅いの?

もしも税理士試験がマークシート方式ならば採点はとても簡単です。

しかし、税理士試験の理論問題は、論述形式のため、採点するのにも時間がかかります。

理論の答案は、論文形式ですので、次のようなところが採点のポイントになります。

  • 論理的な文章かどうか
  • 理論のキーワードを正確に書けているか
  • 理論の内容の理解度

消費税法や法人税法等の税法科目の理論問題の採点をするのは難しいと思います。

消費税法の受験者数は6,000人ですので、6,000人の理論の答案をすべて吟味して点数をつけなければなりません。

結論として、私は合格発表までに4カ月かかるのは仕方ないことだと思います。

区分受験者数合格者数3年度合格率(参考)
2年度合格率
簿記論         11,166           1,841            16.5            22.6
財務諸表論           9,198           2,196            23.9            19.0
所得税法           1,350             170            12.6            12.0
法人税法           3,532             453            12.8            16.1
相続税法           2,548             325            12.8            10.6
消費税法           6,086             726            11.9            12.5
酒税法             470               59            12.6            13.9
国税徴収法           1,702             234            13.7            12.2
住民税             378               48            12.7            18.1
事業税             302               38            12.6            13.1
固定資産税             941             130            13.8            13.5
合計
(延人員)
         37,673           6,220            16.5            17.3
国税庁HPより抜粋

税理士試験の合格発表の方法

官報合格者(5科目合格者)はネット(国税庁ホームページ)で合格発表

官報(5科目)合格者は、ネットで合格発表されます。

因みに、科目免除制度(税法科目2科目免除)を使って、税理士に登録できたとしても官報に名前は記載されません。

あくまで、5科目合格者のみがネットで発表されるんですよね。

税理士を目指すと決めたとき、私は、ネットに自分の名前が載ることを夢見てました。

しかし、法人税法に2年連続で不合格になったとき、官報合格は諦めました。

どんな手を使っても税理士になればいいんです。

私は科目免除制度をおすすめしています。

不合格者や一部科目合格者には税理士試験等結果通知書が郵送される

税理士試験の受験科目のうち、1科目でも受験した場合には、国税審議会から「税理士試験等結果通知書」が送られてきます。

私は名古屋に住んでいますが、「税理士試験等結果通知書」が届くのは、官報合格者の合格発表日の翌日が多かったです。

合格発表日が12月の第3金曜日ですので、第3土曜日の午後に届きました。

過去に合格発表日の週の土曜日に結果通知書が届かなかったことがあって、国税審議会に「通知書が全然届かない」と電話をしたことがあります。

国税審議会からの回答は、「すでに官報合格の発表日より前に一斉に結果通知書を郵送してますので、もうしばらくお待ちください」との事でした。

つまり、「不合格の場合は結果通知書が届くのは遅い」というのは都市伝説で、実際はそのようなことはないようです。

結局、翌週の月曜日に結果通知書が届いてました。

私は受験生時代、毎年第3土曜日は外に出かけることをせずに、朝からそわそわして通知書を待ってたんですよね。

毎年、午後15時ごろに通知書が届のですが、不合格だったらどうしようと思い、既に通知書が届いていたにもかかわらず、2時間くらい封を切れませんでした。

平成26年の消費税法に合格した時は、人生で一番うれしかったです。

本試験の結果は2行に分かれていて、上段が最新の試験で合格した科目の記載があり、下段は前年以前に合格した科目が記載してあります。

受験した科目が不合格だった場合は、通知書の下半分に受験科目の点数が記載されます。

実は私が受験生だった頃は、点数ではなく、A~Dまでのランクが記載されていたんです。

平成30年度の試験からアルファベットから点数制に変更されたみたいです。

https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka/henko/68.ht

「税理士試験決定通知書」は、税理士を受験する資格を有していることを証明する書類になります。

願書を提出する際に併せて郵送しなければなりませんので、捨てることをせずに、保管しておいてください。

税理士試験後から合格発表日までの過ごし方について

私は、8月末までは勉強を全くしないで休んでました。

温泉に行ったり、映画を見たり本当に好きなことをしていました。

しかし、9月1日からは、気を引き締めて、勉強を再開しました。

本試験直後から合格発表日までは、受験した科目の出来によって過ごし方が変わります。

税理士試験の直前対策や直前期の過ごし方は?本試験で1点でも多く取るための3つの対策をお伝えします。

税理士試験の結果がボーダーライン以上だった場合

税理士試験の結果がボーダーライン以上であった場合、次の科目を勉強した方がいいです。

合否がわかるまで勉強を全くしない方がいますが、時間がもったいないです。

私は、受験生時代に「資格の学校TAC」で勉強してました。

本試験で法人税法を受験した後、すぐに所得税法の勉強を始めました。

所得税法は「年内完結+上級コース」に申し込みました。

「年内完結+上級コース」は、「年内完結コース」と「上級コース」で全く別の科目を受講できるんですよね。

その後、12月の結果発表で法人税法が不合格だったため、所得税法の「上級コース」ではなく、法人税法の「上級コース」に変更しました。

所得税法を勉強したのが無駄だったのでは?と思われるかもしれませんが、実務ではしっかり役に立っています。

税理士試験の勉強で無駄というものはあまりないです。

受験勉強が実務に役立ち、実務を経験することで受験勉強の理解が深まります。

結論として、試験の結果がボーダーラインなら、次の科目に進みましょう。

税理士の予備校の費用はいくら?コスパよく税理士になる方法を公開

税理士試験の結果が明らかに不合格だった場合

不合格だった科目について、勉強を継続してください。

なぜなら、エビングハウスの忘却曲線の理屈では、人間の記憶は、1か月経つと完全に忘れるからです。

https://wakara.co.jp/mathlog/20201007-2

せっかく1年かけて理論の暗記をしたにも関わらず、また一から理論を覚え直しするのは正直しんどいですよね。

ミニ税法科目以外の税法科目は、受験初年度で合格することは正直あまりないです。

合格できるまで、勉強を継続してください。

同じ科目に5回以上不合格が続い

受験科目を変えた方がいいかもしれません。

大体3回受験して合格できない場合は、それ以降も合格できない可能性が高いです。

不合格が続くなら、次のような行動をおすすめします。

  • 相続税法で不合格が続くなら消費税法に変えてみる
  • 簿記論で不合格が続くなら会計の大学院へ入学する
  • 法人税法に合格できないなら、所得税法に変えてみる
  • 法人税法も所得税法も不合格が続くなら税法科目免除できる大学院へ入学する
  • 受験科目をミニ税法へ変えてみる

税理士試験を受験する目的は税理士になることです。

1年でも早く税理士になって、年収が上がり、安定した生活をしたいですよね。

税理士試験4年で税理士になった私の科目別の勉強時間を公開します

おさらい

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

相続専門 税理士

42歳 税理士資格取得
2つの税理士法人に合計9年間勤務
過去に財産総額19億円の相続申告の経験あり
趣味は温泉巡り

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